七夕情人節

今日は旧暦の7月7日、中国・台湾の「七夕情人節」です。

”情人”は中国語で恋人を意味し、織姫と彦星が1年に1度だけ会える七夕のこの日は「恋人の日」または「七夕のバレンタインデー」と呼ばれています。

笹を飾って、短冊に願い事を書いて結びつける”という中国から伝わった文化は、本家の中国ではすっかり廃れ、バレンタインデーのような「恋人同士のためのイベント」と化しています。

 

2月14日の「情人節」、3月14日の「白色情人節」、そして旧暦7月7日の「七夕情人節

これらの日は、すべて男性が女性をもてなす日、中国・台湾の男性にとっては試練の日なのです。

高級なレストランを予約したり、花束を贈ったり、プレゼントを用意したり・・・

この日が近づくと花屋の店先が色とりどりの花で賑わい、大きな花束を後ろ手に緊張した面持ちで佇む男性や花束片手に意気揚々と闊歩している男性などを街のあちこちで見かけたりして、他人事ながら見ていてドキドキしたものです。

 

 男性が使った金額によって、女性は彼の自分に対する思いを計るのだそう。日本では贈り物をする時などに「気持ちだけ」という言葉を使い、プレゼントやもてなしの価値を金額では計らないという美徳があるように思いますが、中国・台湾では通用しないとか。。。

更に、5月20日(我愛你と発音が近い)、彼女の誕生日、クリスマス...と男性の涙ぐましい努力は続き、こうなるともう、商人にとっても特別な日「商人節」(ビジネスの日)となり、潤っていくのは女性と商売人ばかりなり・・・(^^;)