今春の中国茶状況

今年の中国茶の生産状況ですが、バイヤーさんのお話によると、どの産地も収穫シーズン前に十分な雨量があったため豊作で、収穫時期についても例年に比べると早いそうです。昨年春は雨量が少なく収穫量が例年の半分以下だったので、まずはひと安心、嬉しい便りですね。

 

一方、中国のゼロコロナ政策によるロックダウンは、お茶の業界にも多大な影響を及ぼしています。

茶摘みを出稼ぎ労働者に頼る産地は多く、ひとたびロックダウンが起こると人の移動が制限され、隔離期間の生活を補償したり、別の地域から茶摘娘を手配したり…コストがかなりかかります。

 

もうひとつ憂慮するのは円安です。昨年春は1元16円ほどだったのが現在は1元20円。この2割ほどの上昇が茶葉の仕入れ値を更に上げています。

 

茶葉を扱う専門店もやむを得ず値上げに踏み切っていますが、コロナも円安も終わりが見えずに苦しい状況は続きそうです。

 

ゼロコロナ政策が続く限りは、中国に行くことは夢のまた夢…

「来年こそは!」と今年もまた、期待半分あきらめ半分で願うばかりです😌